八王子の紫陽花名所!「日吉八王子神社」

梅雨入りしてから蒸し暑い日が続き、気分が晴れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、紫陽花の名所としても有名な西八王子にある日吉八王子神社をご紹介します。

八王子の地名の由来?八王子権現を祀る神社

実は八王子の地名の由来となったのは、日吉八王子神社に祀られている「八王子権現」が由来となっているそうです。

八柱神(やはしらのかみ)が祀られており、御祭神は國狹槌尊(くにさづちのみこと)とのこと。五穀豊穣、商売繁盛などの御利益があります。

日吉八王子神社の歴史は、天慶三年(940年)に前身が創立し、1995年に日吉山王八王子明神社と称され、現在の地に日吉八王子神社という名になりました。

日吉八王子神社の創建には諸説があります。滝山町にある八王子城の城内祈願所として「八王子権現」を祀ったのが日吉八王子神社のはじまりと言われています。

八王子城が落城した1590年に「八王子権現」を現在の地に再建し、今に至ります。
入り口ののぼり旗には北条家の家紋である「三つ鱗」が描かれています。これは八王子城にゆかりのある北条氏をあやかっています。

鳥居をくぐると紫陽花が満開!

さっそく、一礼をして鳥居をくぐり中に入ってみることにします。

鳥居の付近には「あゆ塚」があります。

「あゆ塚」とは江戸時代の中期に浅川で採れた鮎を幕府に献上していたことから、鮎の霊を祀るために建てられた記念碑です。
八王子を流れる浅川で採れた鮎が江戸幕府に献上されていたのですね。

境内の様子は?

こちらが境内の様子です。

左手に見えるのは「七夕祭」の短冊です。本殿には6〜7月限定でお賽銭箱の隣に短冊とペンが用意されていました。「七夕祭」があり、参拝者の願いが叶うように7月7日に短冊を祈祷するそうです。
色鮮やかな短冊には参拝者の願いが書かれていました。

宮司さんからの参拝者への思いが込められている

近所の方の話によると、参拝者に少しでも楽しんでもらえるようにという宮司さんの思いで、紫陽花は10年前に植えられたそうです。
参道を通ると色鮮やかな紫陽花が咲き誇っています。参道の柵の左右には西洋紫陽花が植えられています。6月中旬に行ったのですが、まだ満開です。

こちらの白い紫陽花はアマベルといいます。
こちらは西洋紫陽花です。

紫陽花と言えば、西洋紫陽花が一般的です。ほかにも、額紫陽花が満開でした!

ご朱印集めにも

日吉八王子神社では、社務所で季節ごとにデザインが異なるご朱印をいただくことができます。

私が参拝した時は、社務所がお休みだったため残念ながら御朱印はいただけなかったのですが、金曜日以外の9時〜15時までに社務所に行くとご朱印をいただけるそうです!
社務所は写真にあるように神社から少し離れています。

初春には境内に梅の花が咲き誇り、春には桜が満開になるため、季節の花々がデザインされたご朱印なのだとか!ご朱印集めが趣味な方にはぜひ行ってほしい神社です。
次は桜の季節になったらご朱印をいただきに再チャレンジしてみたいと思います。

日吉八王子神社は、住宅地の中にある小さな神社ですが、季節感を楽しむことができます。
八王子にお住まいの方はぜひお越しください。

日吉八王子神社
住所:東京都八王子市日吉町8-20
アクセス:JR中央線「西八王子駅」北口から徒歩約15分
電話番号:042-622-7634
ご朱印の受付時間:9時〜15時(金曜日は社務所休館日)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。