八王子のルーツ「八王子城跡」で、新緑のプチ登山!

「八王子城跡」はメディアで心霊スポットとして紹介されることが多いですよね。
そう一方で、登山やピクニック地としても人気があることを知っていますか?

ゴールデンウィークの初日、私は混雑せずに登山できる場所を求めて「八王子城跡」まで行ってきました。

高尾駅からはバスでアクセスするのが便利

「八王子城跡」の最寄り駅は高尾駅。
ですが駅からは3.3kmほど離れているので、高尾駅からバスを使って行くのがおすすめです。

土日、祝日は「八王子城跡」行きのバスが出ています。

平日は「八王子城跡」入口行きのバスでアクセスできます。
こちらは降車後20分ほど歩く必要があるので、平日のアクセスはやや不便です。

また「八王子城跡」は無料駐車場がとても充実しています。

バスは本数が限られているので、車で行くのが一番便利かもしれません。

戦国時代の山城は今では見どころたくさんの観光地♪

八王子城は戦国時代の山城で、当時北条氏が一縁を統轄していました。
しかし1590年に豊臣秀吉勢による制圧により落城。
それが決め手となり小田原城は開城、北条氏の滅亡へと繋がっていきます。

そんな負の歴史から「八王子城」には奇怪な噂が絶えません。
一方今では、多摩の自然を楽しめる登山、ピクニック地としても人気を集めています。

バス停を降りて、しばらく進むと気持ちのいい芝生が広がります。

その一角で、「八王子城跡」跡周辺の立体模型を発見しました。

「八王子城跡」の全容を確認できたら、いざ出陣です。

1時間かけて、新緑が気持ちいいプチ登山

八王子城自然公園の入口に到着。
ここが「八王子城跡」登山のスタート地点になります

この日は天気がよく、とても気持ちのいい登山になりました。
緑が青々と茂る木々や野鳥の声、春の花々に新緑の季節を感じられます。

頂上までは終始上り坂で、険しい道のりが続きます。

岩肌や落ちたら大怪我しそうな崖も所々にあるので、足元には細心の注意を払います。

私は普通のスニーカーで行きましたが、登山しているほとんどの人が登山靴を着用していました。
スニーカーだと鋭利な岩にあたったり、滑り落ちそうになったりとひやひやしたので、登山靴で行くべきだと思いました。

頂上までもうすぐという地点で、急に視界が開けました!

都会のビル街を遠くに、関東平野を一望!
スカイツリーらしきビルもかすかに見えて、かなりの見晴らしでした☆。

八王子城頂上は八王子神社と本丸!

さらに進むと、八王子神社に到着!

登り始めてから、この時点で1時間程度が経っていました。
八王子神社は八王子の地名の語源なんだとか。
こじんまりとした神社ですが、人の手できれいに整備されています。

私はここが頂上と勘違いして引き返してしまいました。
後で調べたところ、八王子神社のほんの少し奥には本丸があり、そこが頂上だったそうです。

下り道は心もとないスニーカーでひやひやでしたが、なんとか無事下山できました◎。

御主殿の滝など、まだまだ見どころたくさん

今回は登山で疲れ果てて、「八王子城」全体を巡ることはできませんでしたが、ほかの見どころを少しだけ紹介します。

まず、「八王子城跡」観光でたぶん一番メジャーな、古道・お主殿跡のコース。

こちらは落城の際に、北条方のたくさんの人が身投げしたことで有名な御主殿の滝へと続くコースです。
起伏がない道のりで簡単に行けるそうなので、足腰に自信がない人におすすめです。

さらに八王子城の歴史に興味がある人に寄ってほしいのが、「八王子城跡」ガイダンス施設です。
ここでは、八王子城の歴史を学んだり、出土品を見たりすることができます。

このほかにも麓には北条氏照の墓や喫茶店があったりと、観光できるスポットがたくさんあります。
興味がある人はぜひ行く前に、チェックしてみてくださいね。

「八王子城跡」
住所:東京都八王子市元八王子町3丁目、西寺方町、下恩方町
交通:西東京バス「八王子城跡」からすぐ、西東京バス「八王子城跡 入口」から徒歩20分
TEL:042-620-7265

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。