2024年の夏は、全国的に平年より高い気温のようです。一部ニュースでは40℃に迫る災害級の暑さともいわれていますね。
35度以上の猛暑日になると、もう太陽がこわい……。少し外を歩いただけでも、汗だくになってしまいます。
そんな暑い日に気を付けたいのが熱中症。先日、八王子市で行われた「親子向け熱中症対策啓発イベント」に行ってきました。気付きがたくさんあったので、その様子をレポートさせてください。
八王子市とサントリーが開催したイベント
2024年7月18日から20日までの3日間、えきまえテラスにて熱中症対策啓発イベントが開催されました。
こちらは八王子市とサントリー食品インターナショナル株式会社（以下、サントリー）が協力して開催したもの。地域と企業がタッグを組んで、熱中症対策を発信するのはめずらしいですよね。
実は、八王子市とサントリーは、熱中症対策に関する協定を結んでいるんです。八王子市に住んでいるのに、今回のイベントに行くまで全く知りませんでした！
イベントでは「熱中症防車（ねっちゅうしょうぼうしゃ）」の展示や散水体験、救急救命士による熱中症対策講座が開かれていました。
うれしかったのは『グリーン ダ・カ・ラ 』と『やさしい麦茶』の無料配布！太っ腹ですね！
親子向けのイベントでしたが、オープンな雰囲気で一人でも参加しやすかったです。
広い芝生の上ではミストがまかれ、暑いなかでもひんやりと涼しさを感じられました。大人向けにミストが散布できる体験も行われていましたよ。
なお、えきまえテラスではこのイベントに限らず、2024年9月30日までの日中にミストシャワーが稼働しているようです。
子どもはもっと暑い！？「子ども気温」
みなさんは「こども気温」という言葉を聞いたことがありますか？私は今まで聞いたことがなく、大人と子どもで気温が違うの！？とびっくりしました。
大人よりも背が低く地面に近い子ども。大人と比べると、なんと7℃も高い気温を感じているそうです。こちらはサントリーと気象専門会社の株式会社ウェザーマップが2023年に行った共同検証実験で確認されたんだとか。
もし31℃であれば「こども気温」は38℃。35℃以上まで気温があがれば、42℃以上の暑さを感じているなんて……おそろしいですね。
子どもがたくさん汗をかいているのも、そのせいかと納得しました。
今まで外出時には直射日光だけに注意していましたが、地面からの照り返しも暑さを感じる要素なんですね。
イベントでは「子ども気温」を体験するブースもありました。
ぜひとも体験したかったのですが、実は体調が優れず今回は諦めることに（笑）。この日の気温は30℃を越えていたので、ひょっとしたら水分が足りていなかったのかもしれません。
ということで配布されていた『グリーン ダ・カ・ラ 』をいただくことに。冷たいドリンクを飲むと、生き返る思いでした。
水分補給の大切さを身をもって体験できました。
子どもの熱中症対策は、移動中に日陰を選ぶ、30分おきに水分補給する、凍らせた飲料を活用するなど工夫はいろいろ。
子どもだけではなく、大人も意識的に水分をとらなければなりません。今回、水分補給の大切さを実感しました。
熱中症は室内でも注意
屋外での活動時に注意したいと思っていた熱中症。会場にあった「きけんマップ」を読んでいると『自宅』が含まれていました。
夏休み中は子どもだけで過ごすこともあるため、うっかり水分補給を忘れてしまうことがあるんだとか。
リビングや寝室、お風呂でも注意をはらったほうがよいそうです。
熱中症は体が暑さに適応できず、体温が異常に上昇することで発生します。熱が体にこもって冷やされていなかったり、冷房をつけないで寝ていたりと家の中にもリスクがたくさん潜んでいます。
電気代の節約のために、夜間は冷房を控えようとしていましたが、それよりも暑さ対策を優先しようと思います！
子どもがいる家庭は「子ども気温」に注意し、家族で正しい熱中症対策をして元気に過ごしましょう！
親子向け熱中症対策啓発イベント
住所：えきまえテラス（八王子市保健所跡地暫定広場）
東京都八王子市旭町13-18
アクセス：JR横浜線「八王子駅」北口から徒歩約2分
京王線「京王八王子駅」から徒歩約2分
日時：2024年7月18日（木）13:00-18:00
2024年7月19日（金）・20日（土）11:00-18:00
