みなさん、「角打ち」をご存知ですか？
「角打ち(かくうち）」とは、酒屋の店内で買ったお酒を、その場で立ち飲みで楽しむことです。
西八王子駅南口から歩いて3分ほどの「酒のひろせ」では小売店ながら「角打ち」を行っています。
前々から、日本酒好きの主人と「行きたいね」と話していたので、初体験でワクワクしながら足を運んでみました！
都内最西端で角打ち
酒のひろせでは、店内を一部改装し、2024年11月より角打ちを開始しています。
今の場所に移転し、創立47年の酒屋さんだそうですが、若い人にも入りやすいように角打ちサービスを始めたそうです。
角打ちには、升の角に口をつけて飲むことから「角打ち」と呼ばれるようになった説や、酒屋の一角で呑むことからそう呼ばれるようになったなど、いくつか由来があります。
この日は、偶然にも夏生酒の激安飲み比べのイベントを行っており、店内はとてもにぎわっていました。
夏生酒の激安飲み比べイベントでは、700円で5種、女将さんの厳選夏銘柄を飲み比べすることができます。
なんてお得なんでしょうか！？
なかなかそんなお値段で呑むことできないですよね。
初めての角打ちだったので、どうしたらよいか戸惑いもありましたが、とてもていねいに女将さんが教えてくれます。
角打ちはさっと味わって、楽しみます。
長居は無用です。
呑みたくなったらさっと他の居酒屋に移動するのが基本です。
なので、さらっと楽しむことにします。
5種の厳選夏生酒飲み比べ
飲み比べは超辛口から甘口までバラエティにとんでいます。
- 司牡丹 超辛口
- 大七 旨口
- 春鹿 辛口
- 七笑 フルーティすっきり
- 名倉山
今回はこの5種類をいただきました。
どのお酒もスッキリとした中にも味わい深く、するすると進んでしまいました。
特に気に入ったのは、名倉山のフルーティな口当たり、甘口なのにスッキリと飲めます。
大七はフルーティな中にもキレがあり、柔らかな甘みがふわっと口の中に香ります。
通常は3銘柄飲み比べをされているそうで、一杯350円～500円の中から日本酒を選び、選んだ酒瓶を眺めながら粋に飲むことができます。
冬は酒燗器で熱燗にしていただくこともできるんです。
無農薬で手作りのお惣菜
酒のひろせでは、手作りのお惣菜も充実しているので、酒の肴にぴったり！
ショーケースには、200円で浅漬けやきんぴらごぼう、キムチと種類も豊富です。
どれもおいしそうで迷いましたが、今回は浅漬けときんぴらごぼうにしました。
お惣菜の野菜は、種から育てて収穫した無農薬野菜で作られていて、こだわりを感じます。
もちろんお味も間違いないおいしさです！
手作りの温かみがありますよ。
お酒と一緒にパクパク食べてしまいます。
そして、数量限定ですが、アツアツのふっくら新鮮もつ煮、1日煮込んだ煮たまごもはずせません！
じっくり煮込まれたもつ煮はお酒によく合います。
自家製の唐一味唐辛子、赤辛・青辛をかけると一層おいしさが増しますよ！
店内にはまだまだ乾物や駄菓子、味付けのりまでさまざまなおつまみが揃っていて、見ているだけでも楽しめちゃいます。
店内の販売されているお酒でも
角打ちは日本酒だけだと思っていましたが、店内で販売されているお酒なら日本酒以外も飲むことができるそうです。
クラフトビールなどのビールも豊富に取り扱っています。
特にオススメしていただいたのは、流氷を使用した「流氷ビール」です。
とてもめずらしいビールで、コップに注ぐと驚くことがおきます。
写真ではわかりにくいのですが、なんと色が澄んだブルーなんです！
お味もとても華やかでフルーティ、軽い飲み口で飲みやすい！
店内のビールは、マイナス2度でキンキンに冷えているので暑い日には最高ですね！
めずらしいと言えば、こちらもオススメ！
八王子で作られているクラフトリキュールのmalberry&hopsと翠靄（すいあい）も試飲させていただきました。
malberry&hopsは芳醇なベリーの甘みで濃厚な風味。
女性に好まれるリキュールです。
翠靄（すいあい）は、ハーブのようなスッキリとした香りが鼻からスーッと抜けていきます。
興味がある方はぜひお試しくださいね！
ふらっと気楽に角打ち
角打ちは気軽に立ち寄って、お酒を楽しむことのできるステキな空間です。
「酒のひろせ」は、気さくでお酒を愛してやまない女将さんが温かく迎えてくれます。
お酒好きな方もこれから知りたい方も、気楽にふらっと立ち寄ってお気に入りの一杯を見つけてみてくださいね。
酒のひろせ
住所：東京都八王子市散田町3-18-11 248ショッピング街101
アクセス：JR中央線「西八王子駅」南口 徒歩約3分
TEL：042-664-0296
営業時間：平日9:30～20:00
第2第4日曜日 9:30～19:30
定休日：月曜日、第1第3日曜日
駐車場の有無：なし
