今年の東京は3月29日に桜が開花し始め、4月4日頃に満開をむかえました。
平年よりも5日ほど遅れたということですが、入学や新学期のシーズンにはぴったりだったのではないでしょうか。
そんな満開の桜をゆっくりと満喫できるスポットへ、運動不足解消のためのウォーキングも兼ねて、出かけることにしました!その模様をご紹介いたします。
大栗川沿いにのびる緑道
由木緑道は、大栗川沿いに整備されています。
すぐ近くに交通量の多い野猿街道があるとは思えないほど、のどかで季節の植物が楽しめる散策路です。
京王堀之内や南大沢駅からも、そう遠くないところにあります。
今回歩いたルートはこちら。
緑道の終わりまで歩こうと意気込んで進み続けていたら、最終的には2.7kmもの道のりを歩いていました!
八王子・東中野にある洗馬川橋から散策をスタート。
入口から、大きな桜の木がむかえてくれました。
桜をはじめ、四季折々の植物を楽しめる
まずは、お目当ての桜を存分に楽しみましょう。
川に向かって枝をのばした桜並木、迫力があります。
訪れたのは、満開の盛りを少し過ぎた頃だったので、桜の花びらが風を舞って、ピンク色のじゅうたんを作っていました。
桜の木の中には、白い花を咲かせるオオシマザクラもありました。
ピンク色が定番の桜ですが、このような品種もあるのだと、新たな発見になりました。
しばらく歩いたあと、ふと振り返って見てみると、川沿いを埋め尽くす桜並木の景色が圧巻!
桜の他にも、春を感じる季節の草花をたくさん見ることができました。
あざやかな黄色のヤマブキや、可憐な花をつけたスズラン、町中ではあまり見かけなくなってしまった、つくしも見ることができましたよ!
休憩に立ち寄れる公園も
緑道の途中には、ところどころに、このようなベンチが設置されていて、ふと足を止めて休憩することもできます。
ベンチの他にも、緑道沿いには、いくつか公園が隣接しています。
こちらは、堀之内番場公園。
全体が芝生になっていて、小高くなった丘や、奥には雑木林があります。
どんどん進んでいくと、川が合流している部分がありました。
写真の右側にのびるのが大栗川。左側が大田川です。
ちょうど合流地点にあるのは、大栗川公園です。
船の先端のようにせり出した広場。
この場所から、川を眺めながら過ごすのも気持ちが良さそうです。
ちょうど地図があったので、現在地を確認しました。
どうやら由木緑道はここから二手に分かれるようですが、北側の大栗川沿いの道を進んでみることにしました。
ユニークなオブジェや鳥の姿も
由木緑道には、フクロウの形をしたオブジェが点々と配置されています。
それぞれ少しずつ形や表情が違い、クスっと笑ってしまいそうなものも。
お気に入りのオブジェを探しながら歩くのも楽しそうです。
川の方を眺めていると、鳥の姿も見つけることができました。
仲良く泳ぐカモの姿にほっこり。
足が長くてスラッとした、シラサギの姿も見られました。
ユニークなオブジェや、動物たちの姿を観察できると、長距離のウォーキングも退屈しませんね。
これから見ごろをむかえる植物も
桜だけではなく、これから咲き始める花もたくさんあるようです。
ツツジがチラホラと花を咲かせていたので、5月にかけて見ごろをむかえそう。
これから花を咲かせるハナミズキの木もたくさん見かけました。
アジサイの木にも、新しい葉っぱが芽吹いていました。
他にも、初夏から夏に花を咲かせるハクチョウゲやムクゲ、秋の紅葉がきれいなニシキギなどの植物もありました。コナラの木もたくさんあったので、秋にはどんぐり拾いができそうです。
最後に到着したのは、大片瀬公園。
2.7kmの道のりを、写真を撮りながら1時間ほどかけて歩きました。
川のせせらぎを感じながら、動植物の様子を楽しみ、自然を満喫することができる由木緑道。
桜の季節はもちろんステキでしたが、これからの木々が青々とした季節も、木陰を歩くのが気持ちよさそう。いつ来てみても、その季節ならではの発見がありそうです!
ベビーカーで来ている親子連れや、お友達同士でお弁当を食べている姿などを見かけましたが、みなさん思い思いに過ごされていましたよ。
みなさんもぜひ、季節を感じに訪れてみてください!
由木緑道
住所:東京都八王子市堀之内・下柚木・南大沢周辺の大栗川・大田川沿い
アクセス:京王線「京王堀之内駅」から徒歩約7分
京王線「南大沢駅」から徒歩約13分