八王子の暮らしを彩る、和の食器を探しに「せともの山田屋」

8月某日。
人や車の往来で活気がある、甲州街道沿いの歩道。
チリン、チリンと風鈴の音が聞こえてきました。
一軒のお店の軒先に、いくつかの風鈴が揺れています。

お店の前には、一匹のタヌキ。
お酒の入った瓢箪(ひょうたん)を抱えて、ネコとカエルを従えて、ご機嫌です。

タヌキの足元には、お店の名前。
「せともの山田屋」です。

キラキラした灯りに照らされた、アート作品のような焼き物やガラス

八王子駅から徒歩約10分。
私の自宅近くにあるこのお店は、賑やかな甲州街道沿いで、落ち着いた温かな雰囲気で開かれています。

暖色のキラキラした灯りが、焼き物やガラスの器を照らしているのが見える店頭。

器や道具、雑貨のひとつひとつが、普段使いできるアート作品のようで、「じっくり見て回りたい」と思ってしまいます。

実は私は以前から、「せともの山田屋」には何度か足を運んでいました。
なぜなら、“居心地がいいし、見ていて楽しいものが並んでいる”から。

そんな日常のサードプレイス(職場でも家庭でもない居心地のいい場所)的に使わせてもらっていたお店。
今回は自分用のマグカップを買おうという明確な目的!を持って訪れました。

ずっと使いたいマグカップを探そう!産地、色、柄、機能にも注目

目当てのマグカップは、お店に入って左手すぐの場所に、かなりの種類が置かれていました。
スタンダードな形の他に、少し深めのフリーカップや、保温保冷機能がついた優れものも。

美濃焼、有田焼と産地もさまざまです。

目的とは少しずれますが、ユニークな焼き物のビアグラスも見つけました。

内側が素焼きになっていて、ビールの泡がなめらかに立つとのこと。
これは、贈り物にしても喜ばれそうです。

気になったマグカップをいくつか手に取って、裏返したり、重さを確かめたり。
そして、今回私はこちらのカップを購入しました。
和柄と薄い緑色が優しい印象。

コーヒー、紅茶、ミルク…気に入ったカップに飲み物をいれると、そのたびにうれしい気持ちになれます。

グラス、酒器、箸置きに小皿…日常を彩る個性豊かな道具や器たち

さて、店内にはマグカップの他にも魅力的な器や小物がたくさん。

切子のロックグラス、

信楽焼や有田焼の酒器セット、

涼しげなガラスのカップや急須。

お茶碗の種類も多いです。

お茶碗はマグカップと同じく、日常的に使う物。
やはりこちらも本当に気に入ったものを揃えたいなぁと思います。
ただ家には既に使っているものがあるので、壊れたり不具合があったら、また探しに来ようかな。

歩いていると、ずっしりした土鍋を発見!

もしも毎日のごはんをこれで炊いたら、今までの5割増くらい食べてしまうんじゃないかしら…。

こんな小さな商品も。
かわいらしい箸置きです。

自然を模したものや、和柄のデザインなど、来客時の食卓を彩ってくれそう。
種類を買い揃えて、その日の気分で選ぶのも楽しいかもしれません。

コレクションしたくなる、色とりどりの小皿。

ちょこんとお漬物を載せるだけで、雰囲気が出そうです。

他にも、急須や湯呑み、大小のお皿、お箸など食卓やお茶の席に必要な道具や器がたくさんありました。
どれも味があってオシャレ。
やはり見ているだけで楽しく、購入したらきっと大切に使うだろうなと思うものばかりです。

マグカップのお会計を済ませ、ふと横を見た時。
実はこの日、1番気になってしまったものが、目に入りました。

「有田焼の排水溝カバー」

か、わ、い、い。
抗菌加工されているそう。
自宅のトイレも洗面台もシンプルなので、ちょっと色がプラスされると雰囲気がガラッと変わるんだろうなと思います。

お会計後だったのと、ちょうどお財布に余裕がなかったので断念しましたが、とてもユニークでオシャレだったので、これは後日買いに来るかもしれません。

灯りに照らされて、“みてみて!”と並んでいる「せともの山田屋」の道具や器たち。
個性豊かな佇まいを眺めていると、小さなギャラリーにいるようで、とても楽しいです。
帰りは出入り口横のカエルに、ほっこり♪

気に入ったら自分の家に連れ帰ったり、誰かに贈ったり。
和の道具や器との、ステキな出会いを見つけに行ってみてください。

せともの山田屋
住所:東京都八王子市八日町9-1
アクセス: JR中央線・川越線・八高線・横浜線・相模線 八王子駅 徒歩約10分
TEL:042-622-5521
営業時間:9:30〜18:30
定休日:水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。