洋食屋さんといえば、ハンバーグやオムライスなど、どこか懐かしさを感じる親しみやすいメニューが思い浮かびますよね。
気取らずおいしいものを食べたくて、ふと足を運んだのが、いつも常連さんでにぎわう「洋食おがわ」です。

以前から評判を耳にしていて、主人とも「一度は行ってみたいね」と話していたお店。
どんな雰囲気なのか、どんな味を楽しめるのか、胸を弾ませながらお店に向かいました。
西八王子の家庭的洋食屋さん

洋食おがわは西八王子駅から徒歩3分ほど。
レトロな黄色の看板が目を引き、どこか昔ながらの洋食屋さんらしい温かさを感じます。

お店はご夫婦で営まれており、アットホームな空気が流れるのが印象的。

西八王子でお店を始めてから10年ほど経つそうで、その前は、三崎町で7年、北野で30年間お店を切り盛りされていたとのこと。
長年地域の方々に愛され続けている理由がうかがえます。

私たちがうかがったのは、ちょうどお昼時。
店内は満席で、外には待ち列ができるほどのにぎわい。
地域の人気店ということがすぐに伝わってきました。
「こんなに多くの人に愛されているお料理を早く味わってみたいな」と期待がふくらみます。
まずはソーダ水とビールでほっと一息

店内に入ると、入り口近くのカウンター席に案内されました。
厨房からはカツが揚がる音やフライパンの響きが聞こえ、活気にあふれています。
まずは、喉を潤すために飲み物を注文することに。
主人はビール、私は昔懐かしいソーダ水を選びました。

ビールは、アサヒとキリンがあり、今回はキリンの一番搾り。
休日のお昼の一杯のビールは、それだけで特別なおいしさがありますよね。
ちょっとしたごほうびみたいで、思わずにやけます。

続いて運ばれてきたソーダ水は、なつかしいメロンソーダ。
一口飲むとシュワっとはじける甘さが広がり、子どもの頃を思い出すような気持ちに。
「次はアイスがのったクリームソーダもいいな」とすでにまた飲みたくなってしまいました。
外はカリカリ中はふっくらなチキンカツレツ

今回私が注文したのは、チキンカツレツです。
洋食屋さんならではの「カツレツ」のひびきにもロマンを感じてしまい、迷わず選びました。
運ばれてきたお皿を見てびっくり。
チキンカツが2枚、たっぷりと盛られています。
思わず「食べきれるかな」と心配になりましたが、そんな不安は一口で吹き飛びました。

衣はカラッと香ばしく揚がっていて、脂っこさがありません。
デミグラスソースがほどよくかかっており、濃厚なのに重くない絶妙な味わいです。
中のお肉はふっくら柔らかく、ジューシーな旨みが広がります。

さらに、からしをつけて食べると味がキリっと締まり、また違ったおいしさに。
あっという間にぺろりと完食してしまいました。

添えられたサラダやカレー風味のパスタも、丁寧に作られた味で本当に絶品です!
お皿全体に満足感が詰まった一皿でした。
懐かしい温かさがあるオムライス

洋食屋さんと聞くと、やっぱりオムライスを食べたくなりますよね。
今回は主人が注文したので、一口分けてもらいました。

薄焼き卵にくるまれたケチャップライスは、どこか家庭的で優しい味わい。
卵のほんのりした甘みと、ケチャップの酸味が絶妙に合わさり、食べるほどに懐かしい気持ちになります。
さらにケチャップとデミグラスソースの2種類が使用されているのもうれしいポイントです。
一皿でふた通りの味が楽しめる、贅沢なオムライスです。
初めてでもほっとできる家庭的な空間

洋食おがわは、どこか懐かしさを感じる料理と、家庭的な雰囲気が魅力のお店です。
チキンカツレツは外はカリッと中はふんわりジューシー、オムライスは優しくて心がほっとする味わい。
周りのお客さんが楽しそうに料理を味わう姿を見ていると、またすぐに来たくなる不思議な温かさがあります。
気さくなご主人やおかみさんは、常連さんにも初めて来た人にも分け隔てなく声をかけてくれます。
料理のおいしさだけでなく、ご夫婦の温かい人柄がこの店の魅力を深くしているのだなと感じました。
ぜひ西八王子に来た際は、ぜひ洋食おがわで心温まる時間をすごしてくださいね。
洋食おがわ
住所:東京都八王子市台町4-45-3 MSビル
アクセス:JR中央線「西八王子駅」から徒歩約3分
TEL:042-664-0701
営業時間:11:30-14:00、17:00-20:00
定休日:水曜日
駐車場の有無:無





















