散策におすすめ!めじろ台の高台にある万葉公園

最近は暖かくなり、やっと春になりました!気候が良いと散策に出かけたくなりますよね。
今回はめじろ台にある自然と歴史を感じさせる万葉公園を紹介します。

めじろ台から徒歩3分!

万葉公園はめじろ台駅から京王ストア方面に向かい、かきぬま酒屋店側の坂をのぼり歩いて3分ほどの場所にある公園です。森をそのまま公園にしたように広いのが特徴です。

めじろ台駅側の入り口から入ると砂場や遊具などがある一般的な公園です。
ジャングルジムや広場ではサッカーやキャッチボールをしている子どもがいました。

敷地内には歴史スポットが?

八王子市は八王子城址や片倉城址など歴史的なものが多いことでとても有名ですよね。
住宅街の一角にあるためか、あまり注目されないですが万葉公園は歴史スポットでもあるのです!

万葉公園の名前の由来は国語や歴史の教科書でお馴染みの『万葉集』。その万葉集には武蔵野の防人の妻である宇遅部黒女が書いた歌が掲載されています。公園の敷地内にある歌碑に刻まれているそうなので、こちらの目印を頼りにさっそく行ってみましょう!

奥の遊歩道を歩いていくと万葉歌碑がありました!

石には「赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山かしゆかやらむ」と刻まれています。
現代語にすると「赤駒(馬)を山野に放してしまい捕まえられなかったので(防人である夫は)多摩の横山をかし(徒歩)で行かねばならない」という意味になるそうです。

防人とは、東国(今の東北地方)から派遣された兵士のことを指します。
この歌は、諸説ありますが、防人である夫の苦労を思う妻、宇遅部黒女の心情を歌ったものであると言われています。

公園の近くには美しい庭園が

さらに公園の奥を散策してみるとお寺がありました!雰囲気が良さそうなのでさっそく行ってみます。

こちらのお寺は万葉公園のふもとに位置する真覚寺です。なんと草創は文歴元年(1234年)と伝えられています!
お寺の中は自由に散策できるのでさっそく行ってみましょう。

立派な日本庭園で、新緑と桜が楽しめます。もう少し中を散策してみると、なんと敷地内に池がありました!

鯉がたくさん泳いでいました!とても人懐こく、私が近寄ると鯉たちも寄ってきました。
近所に保育園があり、お迎えに来たお母さんと一緒の子どもたちもいました。

こちらの池は真覚寺心字池というそうです。八王子市のホームページによると、小比企丘陵の北側斜面からしみ出した湧水によって潤っているのだとか!
この池にはかつてはヒキガエルが繁殖していたそうで、1962年に「真覚寺蛙合戦の旧地」として八王子市の指定史跡に認定されました。
また、真覚寺はあじさい寺としても有名らしく、梅雨時にはあじさいが楽しめます。

めじろ台の癒しスポット

万葉公園はとても広いので、隅々まで散策すればウォーキングにもなります!
ベンチや広場があるのでピクニックをするのにもよいかもしれません。

散策するのも、遊具で遊ぶのも、ピクニックするのもよし!
春の訪れを感じながら、みなさんもぜひ万葉公園を散策してみてはいかがでしょうか。

万葉公園
住所:東京都八王子市散田町5-37
アクセス:京王高尾線めじろ台駅より徒歩7分
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。