のれんに導かれた先は江戸の街並み!「八王子桑都千景プロジェクト」

八王子駅を利用するみなさんは、北口周辺から甲州街道まで多くの店に「のれん」がかかる景色をご覧になったでしょうか?2月22日から3月14日にかけておこなわれた、「八王子桑都千景プロジェクト」。商工会議所や八王子市が連携し、江戸情緒あふれる景観を創出したビッグイベントです!

ライター猫草も江戸の雰囲気に存分にひたりましたので、イベントの様子をレポートさせていただきます!

江戸の街並みを再現する大プロジェクト

八王子桑都千景プロジェクトは、官民が協力し江戸の風情を再現する景観づくりをおこなうプロジェクト!八王子は養蚕や織物が盛んだったことから「桑都」と呼ばれ、甲州街道最大の宿場町として発展してきました。
のれんやライトアップなどで当時の雰囲気を再現し、国内だけでなく外国の観光客の方によろこんでもらうことを目指しています。

八王子駅から西放射線ユーロードへ下るデッキには、桑都千景の横断幕が堂々とかかげられていました。カラーは、日本を象徴するような「ジャパンブルー」です。

たくさんの人でにぎわう西放射線ユーロードの街灯も、鮮やかに彩られています。統一感があって、街歩きがたのしい~!
公式キャラクターの「だるねこ」がところどころに隠れている遊び心も。

街灯だけでなく、店名やロゴマークをあしらったおおきなのれんがかかげられたお店も!
こちらは、創業111年の歴史がある「レジャーハウスミヤザキ」。地域密着の自転車屋さんで、私も昔修理でお世話になったことがあります!創業から100年以上の歴史があるなんて、今回はじめて知りました~。

夜は、ライトアップで江戸の風情を再現します。提灯と和傘の装飾がとってもステキ。

桑都テラス周辺の花街エリアでは、お店専用の行燈(あんどん)を発見!和風モダンな雰囲気で町にしっくり馴染んでいます。

夜はあたたかい光がすてき。行灯の模様について調べたら、江戸小紋をベースに桑の葉や八王子芸者衆の扇のモチーフを組み入れたオリジナルデザインとのこと~!

創業100年以上の老舗の商品が集まる「のれん市」

期間中は、買い物をたのしめるイベントもありました!「セレオ八王子北館」でおこなわれた「のれん市」では100年企業を中心に、八王子各地の専門店の商品を購入することができました!

創業101年、甲州街道沿いに店をかまえる「もちとし」の八王子太鼓を購入しました!
甲州街道は駅からちょっぴり遠いので、駅チカで買えるのはシンプルにうれしい。八王子にたくさんある老舗を知るきっかけになりそうですね!

八王子のなりたちをたのしく学べる企画も

江戸の雰囲気を存分にたのしんだら、もっと深く八王子の歴史を知りたくなってきました。「まちなか休憩所」2階では、八王子のなりたちを学べるパネル展を開催!
イラストや写真多めでまとめられたパネル展は、視覚的にもたのしい展示でした!

ついでに、プロジェクトの公式キャラクター「だるねこ」のモデルとなった「だるま抱き猫」の実物が見れるのでは…と期待していたのですが、パネル展会場で実物を見ることはできませんでした。

スタッフさんに質問したところ、スタッフさんも実物は見たことがないんだそう!?調べたところ、「JCOMホール八王子」にて限定展示されるとの情報をゲットしました!

ここまできたのなら、見ずには終われない…ということで、日を改めて「だるま抱き猫」を見に行きたいとおもいます。

「JCOMホール八王子」にて、探し求めた「だるま抱き猫」の実物を見ることができました!

大きさは両手で抱えられるくらいで、ユーモラスな表情とポーズがとてもキュート。養蚕農家が縁起物として大事にしていたものだそうです!

さまざまなプロジェクトで八王子の歴史文化をPRした、「八王子桑都千景プロジェクト」。のれんが風になびく八王子は、いつもと違う魅力がありました!
今後も八王子のよさを再発見させてくれるイベントに期待ですね!

桑都千景プロジェクト
住所:甲州街道(横山宿・八日市宿・八万宿)・八王子花街エリア・桑都テラス・セレオ八王子北館・JCOMホール八王子
TEL:0120-802-311
開催日時:2025年2月22日(土)~3月14日(金)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。