【八王子駅周辺】くらしの中の美術館「夢美術館」と「かこさとしの世界展」

1. 八王子駅から徒歩15分!ちょっと変わった美術館!

私は(オタクという性質上)、美術館や博物館に行ったりするのですが
皆さんはどうですか?

同年代の子と話すと、珍しいといわれるので
意外と行かれない方が多いんですかね……?

SNS担当なのに一般世間に疎くて申し訳ないです。

さて美術館や博物館というと
上野や六本木を連想すると思うのですが

実は八王子にもありますよ、美術館!!

一つ目は東京富士美術館!(公式ホームページ
ここは私たちが考える「美術館」らしい、美術館です。
場所は八王子駅からバスで15分と若干距離はありますが
そのぶん、大規模な美術館なんです!

まず美術館というのは常設展と企画展という物が存在します。

常設展とは
その美術館が所持している作品が展示してあります。
期間などは設けられておらず、開館しているのであれば
常に見ることが出来ます。

企画展とは
テーマに沿って、様々な美術品が展示されています。
美術館が所有していない作品(レンタルしている作品)
もあるので、値段はちょっとお高めです。

東京富士美術館はまさに
常設展と企画展の両方が行える広さと
収蔵品を誇るんです!!

二つ目は今回紹介する八王子市夢美術館
まず面白いのが、美術館としてのコンセプト!

市民が気軽に親しめる「くらしの中の美術館」なんですよ!
だからこそ、

・行きやすい距離:八王子駅から徒歩15分

・手軽な値段:600円前後、小学生以下と65歳以上は半額

・見やすい広さ:かなり真剣に見て1時間半

と、非常に軽い気持ちで寄れる要素が多い!

ちょっとスタバ行く?感覚で
美術館に行ける生活って素敵じゃないですか?

特に夢美術館は
馴染みのあるものや、実際に楽しめるものそういえば気になる!といった
私たちにも縁あるものをテーマにすることが多いんです!
そういった面もコンセプトに合っていますよね!!

スケジュールとしては
年6回程度の特別展(企画展示)+年間を通して常設展示
を行っているようです。

ただ特別展を中心としているので
常設展のスペースは手狭に見えました。

でも特別展の作品を多く見れる方が
私としては嬉しいので、問題ありません!

2. 夢美術館への行き方

今回も元気に八王子駅北口からはじまります!
距離は若干ありますが、難しくはないです(たぶん)。

ドン・キホーテがあるユーロードを直進!

ユーロードを直進し続けると、甲州街道へと出ます。
ローソンや伊勢屋の並びにあるので、交差点を渡っちゃいましょう!

わかりにくい写真で申し訳ないのですが
ローソンや伊勢屋のある歩道へ移動しました。
ここを直進すると見えてきます!

ちょっと歩くと右手に山田屋という陶磁器や漆器などが売っているお店があるんですよ!

ここで売ってる食器が、もう可愛いのなんの……
私が今使ってるお茶碗はココで買ったやつです!

かわいい食器やタヌキの置物の誘惑に負けず、まっすぐ歩くと
右手にひときわ目立つ建物が出てきます!
ここの二階が夢美術館です!

二階へ行くエレベーターは結構奥まったところにあるので
見落とさないように気を付けてください!

3. かこさとしの世界展

え!?この作品知ってる!がある展覧会

かこさとし、と聞いてもピンと思いつく方って少ないと思いますが
この絵を見ると、何名かは「あ!」ってなりませんか?

創作絵本でいうと
「だるまちゃん」シリーズ「からすのパンやさん」
有名ですよね!!

私もからすのパンやさんは幼稚園で読みました!!
でも一番、「あ~~~!!!」ってなったのは

圧倒的にこの2つです!!!!

歯医者さんと学校で読みました!

まさかこんなところで再会すると思わず
美術館で見つけたときは
やだぁ~ひさしぶり~!!ってテンションがすっごく上がりましたね。
私の中のIKKOが「どんだけ~~!」と騒ぎました。

かこさとしさんが描く絵本は
大きく分けると創作絵本と科学絵本に分かれます。

創作絵本は、一番最初にあげた
「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」などが該当します。
起承転結のストーリーがある、創作物です。

対して、科学絵本
二番目に上げた「はははの話」や「ならの大仏さま」が該当します。
こちらは絵本という媒体で、科学や歴史の話を伝える
というちょっと特殊なものです!

そう…つまり……

知識がないと書けないのです!!

そしてかこさとしさんは
東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。
という、絵本を書くようには思えない肩書を持っています。

というかバリバリの理系が
どうして絵本を書くようになったのか。

その答えは是非展覧会で!!!

と言いたいのですが、ちょっとだけ触れさせてください。

かこさとしさんってどんな人?

絵本だけではないのですが
創作活動をされる方のほとんどが、目的や信念を持っています。

かこさとしさんの場合は以下の言葉を残してます。

こどもは みらいのせかいに いきるひとです
だから こころと からだを きたえ
こまったことを きりひらく
かしこいちえを たくわえ
かんがえを ふかめてゆくよう
あなたも わたしも つとめましょう。

これは一番最初に展示されている作品
添えられています。

正直、何も知らないときに読むと
「すごいなぁ」と漠然と思うだけなのですが
展覧会を回ると、その言葉の意味がわかります

一部だけ説明すると、かこさんが学生の頃は
戦時中という事もあり、軍人を志す若者が多く
かこさん自身も軍国少年でした。

しかし終戦後
かつて軍人を志したことに対し、深い自責の念を抱きます。

その際に自分が誤った判断をしたのは
勉強が足りなかったからだと、結論付けました。

こまったことを きりひらく
かしこいちえを たくわえ
かんがえを ふかめてゆくよう

の部分は、これからを生きる子供たちが
自分のような過ちを犯さないように
賢く、健やかに育つ手伝いをしたいという背景があるんです。

だからこそ、かこさんは

科学絵本では
「大事な原則を伝える」「他分野との関わりの中で、総合的に表現する」
ことを大切にし、

創作絵本では
「今の日本の状態にふさわしい内容」などの配慮をしていました。

私が特に面白いと思ったのは
このかわという作品です。

画像だとわかりにくいですが、実は多くの地図記号が書かれているんです。
しかも見えやすい位置に、地図記号の説明が載せられているので
見比べながら読むことが出来ます

内容はもちろんですが
そういった位置に対する気遣いもされているのは
本当に素晴らしいですよね。

大人になって見直すと、
絵本を描いている、というよりも
絵本を通じて、子供たちを育てたいという意識が
強く出ているように思えます。

自分にとっての「かこさとし」とは?

はははの話と、ならの大仏さまを読んだ私にとって
かこさとしさんの本は「教科書」だったなと思います。

でも全員がそうだとは思いません。
私にとっては教科書でも、他の人にとっては
読み聞かせや、紙芝居の記憶が
強く印象に残っている可能性もあります。

だからこそ老若男女問わず
様々な年代の人が集まっていたんだと思います。

親子で来ていた方が「これ読んだことあるよ!」「記憶にない!」とか話していたり
物販コーナーでご年配の方が「昔、孫に送った」なんて会話もしていたり……

人によって「かこさとし」さんの印象が違うのが
すごくおもしろかったです。

4. 手軽に行ける美術館がある八王子!

一番最初にも話しましたが、
夢美術館の良いところは、色んな面においても「手軽なところ」!

美術館や博物館って
「明日ちょっくら寄るか~!」みたいな
感覚では行けないことが多いですよね……

時間や体力、金銭的な面でも……

なので市民が気軽に親しめる「くらしの中の美術館」という
コンセプトはすごく魅力的ですよね!!

なんか八王子市らしい気がします!

皆さんも是非、お立ち寄りください!

※絵本の画像などはこちらからお借りしました
かこさとし公式ホームページ