暑い夏が近づいて来ましたね。
夏バテの予防に効果的な食材の1つに、クエン酸が含まれる梅干しがあります。
今回紹介するのは、そんな梅干しのセレクトショップ。
創業30年超の「うめ八」です。
「うめ八」では、産地や生産者にとらわれず、品質にこだわった梅干しをそろえているそうです。
先日、夏限定の“とまと梅”が入荷したという情報を得て、さっそく行ってきました。
存在感バツグン!大粒の梅干しがずらり
JR八王子駅北口から徒歩約12分。
ユニークなお店が並ぶ“みずき通り”を進んだところに、「うめ八」の店舗はあります。
大きな木の看板が目印。
あっ“とまと梅”のポスター!
トマト果汁を使って漬け込んだ、デザート感覚の梅干しだそう。
どんな味なのか、気になります。
引き戸をひいて、中へ。
「こんにちは~」
お店の真ん中には、器に入った大粒の梅干しが並んでいます。
一番はしっこには、ポイッとすぐに口にいれられそうな小梅もありました。
壁際の棚には、梅酢やジャム、梅こぶ茶、ふりかけなどの関連商品も。
じっくり漬けこんで2回スモークした、梅干しの燻製も
“とまと梅”を買いに来たことを告げると、店主が棚からカップに入った商品を取って渡してくれました。
ついに手元に!
そして、実はもうひとつ、公式サイトを見てずっと気になっていた商品がありました。
「“スモーク”は、ありますか?」
「ありますよ」
店主が示したのは、カウンター脇の棚。
はちみつ梅干しをスモークした、いわゆる梅干しの燻製。
漬け込み期間が通常より長く、スモークも2回重ねている、とても手の込んだ一品なんです。
生産量が限られるため、店頭にあるか分からない状態での来店でした。
あってよかった!
店主に、他におすすめを聞いてみると、“珠玉(しゅぎょく)”を挙げてくれました。
1つ1つ丁寧に包装されていて、特別感がある大粒の梅。
メディアにも何度も登場しています。
今回は、“珠玉”の2個セットを試してみることにしました。
はちみつを使った通常の珠玉と、しそ漬けの珠玉の両方が楽しめます。
うめ八には、ギフトや手みやげにしたくなる梅干しが多いのですが、2個セットは、ちょっと自分で試してみたい時にも購入しやすいです。
デザート、お酒のつまみ、お茶請け、ご飯と一緒に
商品は、こちらの上品な紙袋に入れてくれました。
さっそく、“とまと梅”を食べてみます。
漬け込みには、「優糖星(ゆうとうせい)」という紀州産の高糖度のミニトマト果汁を使っているそう。
梅干し自体は紀州南高梅。
パッケージはスイーツのようです。
後がけのオリジナルソースがついていますが、まずはそのまま食べてみると…
甘いっ!
甘ったるいわけではなく、むしろスッキリしていますが、想像以上に甘さを感じて衝撃的でした。
“デザート感覚”という言葉もうなずけます。
オリジナルソースをかけると、急にイタリアンな雰囲気に。
バジルの香りがする、少し酸っぱめのソース。
冷製パスタが頭に浮かんできました。
細いカッぺリーニのパスタと合わせると、そのまま料理になりそうです。
次は、燻製梅干し“スモーク”。
手間のかかった製造工程を知っていると、簡単にパクッと食べるのをためらってしまいそうです。
パカッと容器のふたを開けた瞬間…
フワッ
スモークの香り。
かじってみると、汁気が少なくねっとりとした口当たり。
梅干し自体は甘め。
種までしっかり香りと味がしみ込んでいて、しばらく飴のように口の中で転がしてしまいました。
ちなみに“スモーク”は、お酒とよく合うそうです。
最後に“珠玉”。
ギフトとしても重宝されている一品。
和紙で大切に包まれています。
これは、もらったらうれしいですね。
今回は、ごはんのお供にしました。
いつものごはんが、急に贅沢に!
果肉がたっぷりで、漬け込んだ後でも、梅の実そのものの香りをほんのり感じます。
はちみつを使っている甘めの“珠玉”は、お茶請けにしてもよさそう。
しそ漬けの“珠玉”は、酸っぱめで、ごはんにピッタリでした。
普段、何気なく食卓にのぼる梅干し。
いろいろな姿を楽しませてもらいました。
それぞれ特徴があって、誰かと一緒に食べると会話が弾みそうです。
時々、大粒の梅干しを食卓に登場させて、自宅で贅沢な気分を楽しむのもいいかもしれません。
ちなみに今春、「うめ八」では、桜の花びらのエキスを使って漬け込んだ、「さくら梅干し」が登場していました。
また来年が楽しみです。
梅干しが好きな方はもちろん、ひと味ちがったギフトや手みやげを用意したい方、ぜひチェックしてみてください。
梅干し専門店 うめ八 八王子店
住所:東京都八王子市本町3-8
アクセス: JR中央線・川越線・八高線・横浜線・相模線 八王子駅 徒歩約12分
TEL:042-627-0188
営業時間:10:30~19:00
定休日:なし
※年末年始等休業する場合があります。