古民家を再生した南町の隠れ家レストラン&バー「琥珀双葉堂」

自分だけの秘密にしたくなる場所って、あると楽しいですよね。
八王子の南町にある「琥珀双葉堂」は、まさに秘密にしたくなる隠れ家のようなお店。
メインの通りを少し外れた所に佇む、古民家を再生したおしゃれなレストラン&バー。
あたたかなランプが灯り、ゆったりと穏やかな時間が流れている、ステキな場所です。

芸妓さんの待合茶屋だった古民家を再生

JR八王子駅から徒歩約8分。
駅北口から西放射線ユーロードを歩き、途中で左手の小道に逸れ、少し歩くと現れる「琥珀双葉堂」。

「琥珀双葉堂」を知ったのは、以前こちらのサイトでも紹介した八王子芸妓のイベントに参加した時のこと。
芸妓さんと一緒に中町〜南町近辺の街歩きをした際に、お店の前を通りかかりました。
実は以前、この建物は芸妓さんの待合茶屋だったそう。
レトロで懐かしい雰囲気があります。

橙色の照明に照らされ、白壁に鈍く光る「琥珀双葉堂」の看板。
すぐ傍に、敷石が点々と配置された小道。
お店の入り口へと続く小道です。
そこだけ時代を遡ったような空気感のある外観。
上質な老舗の喫茶店のようで、同時に京都の料亭のような雰囲気もあり、行ってみたいなと思っていました。

小道を歩いて玄関へ ジャズが流れるレトロな空間

先日のランチの時間、ふと「琥珀双葉堂」を思い出し、初めて行ってみることにしました。
車道から入り口に続く小道に入り、敷石の上を一歩一歩。
道の脇には、行灯のような照明が優しく灯っています。

お店の入り口に到着しました。

古民家の玄関にあたる場所です。
お家にお邪魔しに来たような感覚。
靴を脱いで入ります。

入るとすぐにお店の方が迎えてくれて、テーブル席へ案内してもらいました。
通された部屋では、重厚な造りの木の椅子とテーブルがランプの光に照らされていました。

時代をタイムスリップしたような、レトロなランプ。

通された座席に座って目を上げると、壁にもステキなランプが飾られていました。

部屋には、ジャズの音楽が流れています。
さっそく上着を脱いでくつろぎ始める私。
食事に来たわけですが、椅子に深く腰掛けて本を開きたくなる、そんなステキな空間です。

お店の中はいくつかの部屋に分かれていて、カウンター席もありました。
私が通された部屋には他にお客さんが通されていなかったため、広めの自室にいるような落ち着いた感覚になります。
誰かと一緒に来て、ゆっくりとお話をするのにもぴったりな雰囲気だなと思いました。

クリーミーなデミグラスソース×トロトロ卵のオムライス

ランチのメインメニューは、定食や煮込み料理など、たっぷりお腹が満たされそうなラインナップ。

ちなみに、15:00以降のカフェタイムメニューはこちら。


スイーツと、コーヒーや紅茶を組み合わせて楽しみたいですね。

座席で注文後、待っていると最初にサラダとスープが、

少しして、注文した“デミグラスのオムライス”が運ばれてきました。

思った以上にボリュームがあります。
ひと目でわかる、トロトロの卵。
大きなスプーンですくって口の中へ。

クリーミーなソースと、トロットロの卵が口の中でとろけます。
牛肉はよく煮込まれていて、ホロッとほどけてしまいました。
ライスはガーリックの香りをほんのり感じます。

手の込んだあたたかい料理を食べると、心がほっと落ち着きますね。
この日、実は諸用で早くお店を出てしまいましたが、時間が許せばいくらでも居られてしまいそうでした。
また訪れたいと思います。

ちなみに、私が食事をいただいたお部屋からは、おしゃれな雰囲気のバーカウンターが見えました。
隠れ家のようなこのお店は、1日の締めくくりにお酒を飲むのにも、最高の場所だと思います。

落ち着いた大人のお店、「琥珀双葉堂」。
1人でゆったり過ごしたい時や、誰かとゆっくり話をしたい時に絶好のお店です。
歴史ある建物と、素敵なインテリアに内装。趣ある空間で、おいしい料理やスイーツ、ドリンクを楽しみに行ってみてください。

琥珀双葉堂
住所:東京都八王子市南町2-3
アクセス:JR中央線・川越線・八高線・横浜線・相模線 八王子駅 徒歩約8分
TEL:042-649-6555
営業時間:11:30~25:00
定休日:日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。