多摩ニュータウン以前の、堀之内集落の面影を残す「堀之内寺沢里山公園」

八王子では1月を過ぎても、日中は10℃を超える過ごしやすい日が続いています。
そんな中、冬の散策を楽しもうと、堀之内寺沢里山公園に遊びに行ってきました!

多摩ニュータウンの開発とともに生まれた、里山公園

堀之内寺沢里山公園は、最寄りの京王堀之内駅から1.3kmほど離れた場所にあります。

堀之内駅から行く場合、京王バスの「東山住宅入口」下車後約4分のアクセス可能。
また平山城址公園駅からもバスのルートがあり、その場合は「帝京大学中高北」下車後約7分で行くことができます。

堀之内寺沢里山公園周辺には、多摩ニュータウンと言われる新興住宅地が広がっています。
多摩ニュータウンができる以前、この公園一体には集落があったそうです。
その集落の人々と新興住宅地の人々が話し合い、今の堀之内寺沢里山公園が誕生しました。

堀之内寺沢里山公園はその名前の通り里山公園で、地域ボランティアの方々により管理されています。
園内には遊具や散策道があるほか、畑や田んぼ、炭焼き場があるのがこの公園の特徴。

公園入ってすぐの場所には、畑がありました!

何を作っているのかと覗いたところ、食べ頃の大根が土から顔を出しています。

冬らしい里山風景ですね!

さらに進むと、管理棟がありました。
ここでは竹炭や竹酢、トンボが販売されています!

堀之内寺沢里山公園は地域ボランティアの人によって管理されているそう。
これらの商品もボランティアの方々が作っているものだと思われます。

フォトジェニックな景色を楽しめる、竹林の散策道♪

堀之内寺沢里山公園の広範囲を占めているのが、竹林です。
その中には散策道が敷かれていて、どこまでも風情ある景色を楽しめます♪。

割ったらかぐや姫が出てきそうな、節の大きな立派な竹もありましたよ(笑)。

散策路の途中には、自然の恵みがあちこちに実っていました☆。
その1つが、今が旬のきんかん!

また公園の奥の方には栗林があり、まだ少しだけ栗の実が残っていました。

その近くには田んぼもあり、夏から秋にかけては美しい田園風景を楽しめそうです♪。

公園の1番奥には、炭焼き場があります!

ここで、先程販売していた竹炭や竹酢が作られているんですね。

さらにその奥には一般の人は入れない保全区域が続いています。

遊具公園としても楽しめる!

堀之内寺沢里山公園は、子どもも楽しめる公園です。
園内にある遊具は、すべり台とシーソーの2種類。

また、小さい子どもが遊ぶには十分な芝生のエリアがあります!

遊具の近くにはベンチや自動販売機もあるので、遊び疲れたら休憩もできますよ。

公園のすぐ隣には、阿弥陀堂もあります!

江戸時代に建立されたものなのだとか。

園内にもお地蔵さんがいらっしゃいました!
この一体が多摩ニュータウン開発以前も人の手によって守られていた場所なのだと感じました。

堀之内寺沢里山公園は、かつての堀之内の人々の暮らしを今に受け継ぐ里山公園。
季節ごとに、流しそうめんや竹灯篭まつりなどのおもしろいイベントを開催しています!
「まちづくり里山楽友会」のホームページでイベント情報を確認できるので、ぜひ興味がある人は覗いてみてください!

堀之内寺沢里山公園
住所:東京都八王子市堀之内700
交通:京王バス「東山住宅入口」から徒歩約4分、京王バス「帝京大学中高北」降車後徒歩約7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。