珈琲豆と個性豊かな手作り雑貨が購入できるお店 椚田町「イル・ヴェント」

今回は、「一般社団法人コ・オペレイトラボ」が運営する就労継続支援B型事業「イル・ヴェント」さんにお邪魔しました。

イル・ヴェントは就労継続支援B型事業として、生産活動を通じて知識と能力の向上に必要な訓練をサポートする施設です。

以前から近所でお店をよく見かけていたので、今回ぶらりと立ち寄ってみました!

ハンディキャップを持った方々が作った作品を購入できます

一般社団法人コ・オペレイトラボは、グループホームや就労継続B型事業所を通して、利用される方が地域の中で自立した生活を営むために、共に支えあう関係性を築くことができる、協力・共同の場を提供しています。

イル・ヴェントはイタリア語で「風」と言う意味。
みなさんの心の中にすーっと爽やかな風が吹き抜けるように、心地の良い居場所をみんなで作り上げたいという思いが込められています。

お店の場所は、狭間駅から徒歩約6分ほど。
狭間駅を出たら、通りに突き当たるところまで左手に直進し、通りに出たら右折。その後、㥃田遺跡公園通りに出るまで直進します。

さらに㥃田遺跡公園通りに出たら左折し、直進したあとに、一つ目の信号機が見えたところで右折し、井脇医院のある通りに入ります。通りに入った右手にある郵便ポストの前にお店があります。

お店に入るとたくさんの雑貨とコーヒーが!

イル・ヴェントでは、自家焙煎のコーヒー豆と雑貨の販売を中心に、2つの主要な就労作業を実施しています。

珈琲豆に関しては、ハンドピッキング、焙煎、ドリップバッグ作り(スタンプ押し)などの作業をしています。

販売している珈琲豆は、パプアニューギニア産のオーガニックスペシャルティコーヒー「カイナントゥ」と「アイユラ」です。

パプアニューギニアの山岳地域は豊かな環境に恵まれ、珈琲豆栽培が盛んです。しかし、かつては多くの小農家がおいしいコーヒー豆を生産しても、それが収入に結びつかない状況でした。

そんな中、現地で高品質の珈琲豆を農家から適正価格で直接買い取り、日本に初めて輸入したのが、日本橋にお店を構えるFAMERS CAFE TOKYOさん。

イル・ヴェントは、おいしいコーヒー豆を探している中でFAMERS CAFE TOKYOさんに出会い、協力を得てパプアニューギニア産の生豆を選別・焙煎しているそうです。

イル・ヴェントの珈琲豆は、八王子にあるKOME茶房さんをはじめ、いくつかのお店で提供されています。

雑貨はどれも個性あふれた作品ばかり

手工芸分野では、クラフトバッグ・リース、アクリルたわし、マフラー、キーホルダーやアクセサリーなど。

手工芸品は季節によって変わることもありますが、基本的には利用者さんが作りたい作品を制作しています。利用者さんがとても積極的で、自分たちで調べて一生懸命に作品を作っているそうです。

それぞれの作品は利用者さんの感性が反映された手作り品であり、シンプルながらも機械では表現できない個性を感じられます。

作品は、イベント出店、委託販売、ネット通販で販売しています。
八王子市内のイベントや福祉関連のイベントにも出展時には、ほとんどの作品が売り切れてしまうほどの人気があるそうですよ。

目玉商品である珈琲豆を購入!

今回は、浅煎りのカイナントゥ産のドリップバックを購入してみました。

飲んでみると、苦味と酸味が強すぎず、バランスが良くて非常に飲みやすい味です。ここまでバランスの良い珈琲なかなか出会えないので、とても感動しました!

ステキな作品が集まるイル・ヴェントですが、まだ認知度が低いため、もっと多くの方に知っていただき、お店に足を運んでほしいとのことでした。ぜひ、近くにお越しの際は立ち寄ってみてください!

イル・ヴェント
住所:東京都八王子市椚田町1214‐1‐102
アクセス:京王高尾線「狭間」駅より徒歩約6分
電話:042-686-2421
営業時間:10:00-17:00
定休日:土日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。