毎年開催されている八王子環境フェスティバル。
自分が住んでいる街の、環境問題やその問題へのさまざまな取り組みを学ぶことができたり、その取り組みをしている団体や企業の方ともお話しできるいい機会なので、参加してみました。
会場はJR八王子駅から徒歩4分ほど、以前は合同庁舎があった場所に東京都の産業交流の場としてできた「東京たま未来メッセ」。
JR八王子駅と京王八王子駅の中間にあるので、たくさんの人が訪れていました。
駅近くにこんなにステキな施設があると、足を運びやすくなりますよね。
企業・団体ごとの個別ブースで環境への取り組みを紹介
広々とした会場にはさまざまな企業や団体のブースがありました。
それぞれが環境問題へ取り組んでいる内容の紹介や、来場者参加型のクイズなど、工夫がたくさんされていて、どれも見応えがありました。
1Fのメイン会場のほか、2Fでもさらに専門的な取り組みの展示や実験の体験などがおこなわれていました。
八王子市内にある大学や高等専門学校の学生さんも自分たちの研究を発表されていて、好きなことや興味のあることを勉強できるってとてもステキだなと思いました。
子どもたちが興味を持ちやすいよう工夫された展示やワークショップ
子どもたちが特に興味を持っていたのが、八王子を流れる川に棲む魚の紹介や、実際に触ることができる体験でした!
昔は田んぼなどにいたザリガニ。
今の子どもたちにとっては、とってもめずらしいもののようです。
つかみ方も分からずオロオロしていると優しく教えてもらい、無事つかむことができました!
大きなハサミの付け根あたりをつかむと、危なくないようです。
他にカメやカブトムシ、クワガタを触ることができました。
生活環境の変化によって一時期少なくなってしまった生物や植物。
さまざまな取り組みによって、八王子の川などにもまた生物が増えてきているようです。
便利な暮らしも捨てがたいですが、ひとりひとりのちょっとした意識で守れる命や環境があることを、子どもたちと一緒に学ぶことができました。
他にもゴミの分別や発電に関する体験学習などもあり、とても勉強になりました。
スタンプラリーもあり、全部集めるとメモ帳をもらうことができました!
大人も勉強になる里山への取り組み
私が興味をひかれたのが、里山に関する取り組みです。
八王子も年々開発が進み、暮らしは便利になったものの、子どもの頃に走り回っていた林や森などが今や新興住宅地になっているなんてことがたくさんあります。
自分が子どもの頃に遊んでいた場所に子どもを連れて行ったら、跡形もなかった…なんてこともありますよね。
以前あった町並みを絵地図に残してくれたこちらを見たら、懐かしさでいっぱいになりました。
こちらは無料で配布しているものではなく、販売されていましたが、その代金で少しでも里山の風景を残す活動に協力できたらと購入させてもらいました。
今度この地図を見ながら、子どもたちとどう町が変わったのか探検したいと思います!
子どもたちにとっても大人にとっても、とても貴重な勉強や体験ができたフェスティバルでした。
八王子 環境フェスティバル
住所:東京都八王子市明神町3丁目19-2 東京たま未来メッセ
アクセス:JR中央線「八王子駅」より徒歩約4分、京王線「京王八王子駅」より徒歩約2分