JR八王子駅から徒歩5分ほど、甲州街道と“ドン・キホーテ”を繋ぐ通りにある「中町食堂」。
知人から「八王子で1番雰囲気のいいお店はここだ!」と太鼓判を押されて来店しました。
築50年の駄菓子屋を改装した古民家
「中町食堂」は昼は定食屋、夜は古民家バルとして営業するお店です。
店舗は、かつて駄菓子屋だった築50年ほどの建物をリノベーションして造られています。
通常は和食料理を主に提供しているお店なのですが、現在土日祝日のランチ限定で台湾料理を提供しています。
ちょうどその時間帯に来店!
軒先には華やかな提灯や中国語のポップが飾られていて、中華料理店さながらの佇まいでした!
しかし、中に入るとガラッと雰囲気が変わります。
まず目に付くのは深みのある渋い色に褪せた、木の柱や壁の美しさ。
半世紀の間、この建物が持ち主によって大事に管理されてきたのがうかがえます。
その味わい深さに、豆電球の灯りとガラス張りの扉から注ぐ自然光がそっと溶け込んで、優しく温かい雰囲気が空間を包み込んでいます。
店内を見渡すと、レジに昔のミシン台が使われていたり、招き猫が置かれていたりと。
あちこちに昭和を思わせるアイテムが見つかりました☆。
座間へと続く昔ながらの階段は必見です!
「中町食堂」の見どころの1つは、急勾配のついた昔ながらの階段です!
「階段をギシギシ音を立てながら、ランドセルを背負った子どもが降りてくるのではないか?」。
そんな空想が膨らむほど、階段には今も生活の面影が焼き付いている気がしました。
その先の2階には座間の席があります。
座間はちゃぶ台に座布団スタイルのようで、知人いわく座間も居心地最高とのこと◎。
宴会など貸切の利用にはきっとぴったりですね。
土日祝日のランチは台湾料理店に様変わり!
現在「中町食堂」では土日祝日のランチ限定で、“魯肉男児と麻婆女児”という企画を実施中!
“魯肉”とはルーロー飯、“麻婆”はマーボーを指し、企画中はこの2食の台湾料理が定食として提供されています。
今回は“麻婆”の定食を頼んでみました。
銀のお盆に乗っているからなのか、お店のレトロな空気感のおかげなのか。
給食のような懐かしい感じがして、ほっこりしました。
しかし、マーボーの味付けは本格的!
口に入れた瞬間、イメージとのギャップにパンチを喰らいました。
豚ひき肉は中華のスパイシーな香辛料でピリ辛に香り付いています。
豆腐はツルンとふわふわで、汁とともにグングンと喉を通過していきます。
油はさっぱりしているので、かなりのボリュームでしたがペロッと食べられました。
ご飯には雑穀が使われているようです。
穀物の風味と甘みがマーボーとも合います!
またご飯はおかわり自由なので、お腹いっぱい食べられます◎。
その他、わかめスープ、モヤシときゅうりの和え物、卵焼きと副菜の品目も豊富でした!
料理はどれも人口調味料に頼らず味付けされているそうです。
味付けは優しくシンプルで、家庭的な温もりを感じました☆。
風情ある古民家で台湾料理とともに、穏やかな午後のひとときを過ごしました。
今回はランチの訪問となりましが、夜はバルとしてクラシックな店内でお酒を楽しめます。
また現在、手作り弁当を数量限定で販売しているそうなので、いろんなシチュエーションで利用していきたいお店です。
中町食堂
住所: 東京都八王子市中町2-15
交通:JR中央線・横浜線・八高線 八王子駅から徒歩5分
TEL:042-649-4446
定休日:なし
営業時間:11:00~21:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。