プロジェクションマッピングで郷土資料を展示!「桑都日本遺産センター 八王子博物館」

八王子の郷土資料館、「桑都日本遺産センター 八王子博物館」(通称 はちはく)。
JR八王子駅に直結する「サザンスカイタワー」にあります。
八王子の郷土資料館は今まで上野町にありましたが、名前と場所を変えて6月に移転オープンしました。

最近この「はちはく」の存在を耳にし、行くタイミングを探していた矢先。
ちょうど、「サザンスカイタワー」内の市役所に行く用事ができたので、その帰り道に立ち寄ってみました。
 
「はちはく」はサザンスカイタワーの3階、「Seria」の向かいにあります。
「ここで間違いないかな?」と外から様子を覗っいると、学芸員さんが出てきてパンフレットを渡してくださいました。

学芸員さんいわく、「館内の閲覧物は全て撮影OKなので、どんどんSNSで拡散してください」とのこと!
「なんて、オープンな資料館なんだろう」と感激しながら、心置きなく館内の様子をパシャパシャ撮影してきました!

プロジェクションマッピングやタッチパネルを使った、展示が面白い!

「はちはく」の見どころの1つは、最新機器を使った展示物の数々です。

例えば、入口にあるこちらの展示。

プロジェクションマッピングを使って、大画面で八王子の文化が紹介されています。

ここから館内に入ります。
こちらは「八王子城」エリア。

写真右下にあるタッチパネルには「八王子城」の各地点が載っています。

興味のある地点をタッチすると、パネル上の大きなテレビに、そこの情報が映し出されます。
それと同時に、テレビの下にある「八王子城」の立体模型にそこがライトアップされます。

これは分かりやすい!
画期的な仕組みに感動しました!

ちなみに、「滝山城」のエリアにも同じシステムが導入されていました。
「滝山城」の立体模型はこんな感じです。

そして、私が一番興奮したのがこちらの“八王子宿名所探索コーナー”です。

こちらもスクリーンなのですが、映し出されているのは江戸時代の八王子の地図。
紫の▽で示されているのが町名で、赤の◯で示されているのが神社仏閣などの名所。

一見、古地図が映し出されているだけのスクリーン。
しかしこれがすごいんです。

▽、◯のスポットをタッチすると、その場所の詳細が見られます。

例えば「子安神社」をタッチすると、

このような形で、その場所に紐付く郷土資料を画面上で見られるんです!!

これには好奇心をくすぐられました!
もし八王子の特定の場所の歴史を収集したいときには、このパネルを使えばあっという間に見つかりますね。

特別展示もあります!

「はちはく」では常設展示の他に、特別展示もあります。
私が来館時に開催されていたのは、「1964東京オリンピックと八王子」。

1964年の東京オリンピックで、八王子は聖火リレーと競輪が行われたのだとか。
その際の貴重な史料や当時の映像、写真などが展示されていました。

実物を見ると、当時の熱気や歓声が頭に浮かんできて、迫力を感じました。

八王子についての学習に最適!充実の閲覧資料

“閲覧図書コーナー”には八王子関連の本がずらり!

閲覧席もあり、八王子関連の調べ物には最適な環境です。
また閲覧資料の一部は購入することも可能です。

その他にも、いろんな遺跡や織物関係の展示があったり、“昔の道具体験コーナー”など、まだまだたくさん面白い展示がありました!!

なんの気無しに寄ってみたのですが、想像以上の史料の豊富さと、企画の面白さであっという間に時間が経ち、気が付けば閉館時間に(涙)。

お土産に、オリンピック記念に配布していた冷却タオルをいただいて帰りました☆。

「桑都日本遺産センター 八王子博物館」は最新機器を使って、面白く八王子の文化を学べるハイテクな郷土資料館でした。

お子さんから、お年寄りまでみんなが楽しく学べる、八王子の新しい文化施設です!

桑都日本遺産センター 八王子博物館
住所:東京都八王子市子安町四丁目7番1号 サザンスカイタワー八王子 3階
交通:JR線八王子駅から徒歩2分
TEL:042-622-8939
定休日:無休
営業時間:10:00 ~ 19:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。