なめらかなお団子が1本から買える八幡町の老舗和菓子店「もち八」

八王子の冬は寒い!雪が降らなくとも、夜の冷え込みは相当なものですよね。そんな時に思い出すのは、あったかい緑茶と和菓子のコンビ。
話題の新スイーツがどんどん販売されている八王子ですが、実は八王子駅の周辺だけでも昔ながらの和菓子屋さんがたくさんあるんです。

今回は八王子駅と西八王子駅のだいたい真ん中あたりにある、甲州街道沿いの和菓子店をご紹介します。

地元住民でにぎわう昔ながらの和菓子店

今回ご紹介するのは八幡町にある「もち八」です。外壁にはレトロ好きが大喜びしそうな、かわいらしいお花がたくさん描かれていますね。
ひっきりなしにバスや車が通りすぎる甲州街道沿いに店舗があるので、「織物工業組合の近くにある黄色い和菓子屋」として八王子市民にはよく知られている気がします。

レジ近くのショーケースだけでなく、歩道のそばに机を置いて商品を陳列しているのが「もち八」スタイル!この日もペットと散歩中の方やお仕事中の方など、たくさんの人が興味をもっていました。
年配の常連さんと話をしたのですが、「近くで商品を見れるのがいい。店の前を通るたびに、ついつい買ってしまう」と笑顔で教えてくれました。

お店があるのは、JR八王子駅北口から歩いて約18分ほど。お隣のスーパーマーケットは、「バカ値」で有名な「関根生鮮市場」。テレビにもよく取り上げられており、八王子市外の方にも有名な激安店なんだそうです。

「もち八」ではお団子や大福などの基本の和菓子だけでなく、お寿司・丼物も取り扱っています。おやつだけじゃなくて、ごはん系を一緒に買えるのはとてもうれしい~。
「関根生鮮市場」で野菜を、「もち八」で甘味を買って帰るのが定番というお客さんもいるんだそう。

なめらかなお団子は1本から購入可能

基本は2本や3本入りのパックで販売されているお団子。味のバリエーションも豊富な人気商品です!
パックより少し割高になりますが、スタッフさんにお願いすれば1本から購入することも可能!観光地のように、食べ歩きで1本だけ食べたい日もありますから親切ですよね。

この日は体が甘味を欲していたので、みたらし団子を1本だけ購入しました。専用のパックに丁寧につつんでいただき、持ち歩きも大助かりです。
こういったきめ細かいサービスも、「もち八」の魅力だと思います!

なめらかな舌触りと、濃厚なみたらしのタレがおいしすぎる!量販店の和菓子コーナーで販売されている工場産のお団子とはまるで別物です。

上新粉で丁寧につくられたこの食感は、翌日にはなくなってしまうそう。購入したらおいしいうちに食べ切っちゃいましょう!

別日に、つややかな粒あんがおいしそうな草団子を買ってみました。あんこの色と団子の深緑色のコラボがなんとも食欲をそそります。

さっそくいただきます!モチモチとコシのあるお団子で、噛むたびにヨモギがふわっと香ります。素材の魅力をダイレクトに味わえるおいしさ~。甘さはひかえめで、何本でも食べたくなる魔力があります。

「もち八」からすこし歩くと、家族で過ごすのにもぴったりな「小門公園」があります。電車や自然を眺めながら食べるお団子は格別ですよ~!ぜひ足をのばしてみてください。

甘味だけでなく惣菜も人気!

小腹が空いたときにも、「もち八」をぜひ思い出して!助六寿司やポテトサラダなど、和菓子店と思えないような数多くのお惣菜を販売しています。

こちらは、定番商品のおいなりさん。中身は五目ご飯でした!油揚げのじわっとした甘みと具材の食感が楽しくて、2つだけでなくもっと食べたくなるおいしさでした。

お店のオープンは朝8時頃とかなり早め。開店しながら和菓子やお寿司を仕上げていき、お昼前くらいにすべての商品が店頭に並ぶんだそう。近所の方だけでなく、出勤前のサラリーマンや学校帰りの学生さんでも利用しやすいのがいいなとおもいました。

商品売り切れ次第閉店なので、来店は早めの時間がオススメです!そっと地域を支える「もち八」のおいしい和菓子をぜひ堪能してみてください~。

もち八
住所:東京都八王子市八幡町4-9フジヤビル1F
アクセス:JR中央線、横浜線、八高線「八王子駅」徒歩約18分
TEL:042-627-1241
営業時間:8:00~17:00 売り切れ次第終了
定休日:日・祝日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。