なかなか聞けない!?八王子市消防団のお仕事とは?「第12分団第7部」に潜入!

今回は八王子市消防団のお話を聞ける機会があったので、活動の様子や詰所(つめしょ)と呼ばれる拠点のご紹介をしたいと思います。
直接お話をお伺いできたのは八王子市消防団第12分団第7部の方からで、いろいろと教えていただきました。

みなさんは「消防団」と聞くとどんなイメージがありますか?

消防士のお手伝い?

消防署の指示のもと地元の消火活動をおこない、地域の安全を守ってくれています。
八王子市消防団は地区ごとに分団として構成されていて、現在全体で12分団あります。第12分団の由木地区は11部あり、7部は越野地区を管轄しています。

(八王子市消防団HPより)

年間を通じて活動するその内容とは?

所属する団員はみなさん本職があり、その傍らで地域活動をしています。飲食店経営や公務員、またエステティシャンを本業とする人などが所属しているそうです。まさに異業種の集まりですね!

消防団の主な活動は、防災・消火・応急救護。緊急事態の連絡が入ると活動可能な団員が出動します。火災情報があれば現地に出向いて消火活動の補助をしたり、災害時は現場の交通整理等を任されたりするそうです。

また各地区で開催される夏祭りなどのイベントの警戒、年末には火の用心のアナウンスをしながら地元を周る“歳末警戒”もやります。年末に“カンカンカン”と鳴っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

こちらは過去の越野納涼会の様子です。今年は4年ぶりの開催予定だそうです。消防団も出店を出してお祭りを盛り上げます。

新年には出初式があり、八王子市役所近くの浅川沿いで1,000人以上の団員が集まり、分列行進や音楽隊による演奏などが披露されます。またポンプによる一斉放水もあります。以前、見に行ったことがあるのですが、色とりどりの放水でとても迫力がありました。

詰所?操法?いろいろと教えていただきました◎

普段の活動としては約1ヶ月に1度定例会があり、活動報告や今後の予定などの話し合いがあります。地域の情報などもここで共有ができます。地元ならではのやりとりができるのは貴重な時間です。

その定例会がおこなわれる場所にもなる消防団の拠点、詰所(つめしょ)を見せていただきました。

7部の詰所は小型動力ポンプ付積載車が格納されています。

かっこいいですね!

1年に1回「操法大会」というものがあり、消火活動に伴い消防用の機械器具をどれだけ正確に操作できるか競う大会です。整列から始まりホースをつなげて放水するまでのタイムもはかるそうです。7部のみなさんも大会に向けて本職の仕事後に集まり、練習を重ねていたそうです。

先日地区内で操法大会があり、その様子を見せていただくことができました。

4人1組になって各役割を正確にこなさないといけないそうです。整列も数センチでもずれていると減点対象になるそうです。

普段違うお仕事をしている方々とは思えない素早い動きにビックリでした。こういった活動があるからこそ、地元の安全が守られているんだなと感じました。感謝しなければいけませんね!

消防団員を大募集!

近年、消防団員は減少傾向だそうで、平均年齢も高くなってきているそうです。第12分団第7部も随時団員を募集しているそうです。

18歳以上から入団することができるので、学生の方も参加することができます。学生消防団は年々増加しているそうで、就職活動にも大変有利になるそうです。

お仕事をされている方でも、地域を守る意欲がある方ならだれでも入団できるそうです。お仕事で参加できない時があっても、団員さん同士サポートし合いながら活動に取り組んでいます。

ご興味がある方はぜひお問合せください!とのことです。
LINEでのお問い合わせも歓迎だそうです!(https://line.me/ti/p/tEN3C2VUTl)

第12分団第7部のみなさん、ご協力ありがとうございました!

八王子市消防団第12分団第7部
住所:東京都八王子市越野8-9
アクセス:京王線「京王堀之内駅」から徒歩約25分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。